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情報室

米国で効果証明された自己抑制教育 — 子宮頸がんワクチン効果は限定的 —

 今、改めて、結婚まで性交渉を控えることの意義を教える自己抑制教育の重要性が認識されています。
 現在、公的支援による女児への子宮頸がん予防ワクチンの接種が推し進められようとしていますが、実際には、その効果は極めて限定的である一方、性交渉を控えることが最も有効な予防方法であるためです。

 自己抑制教育は、子宮頸がんやエイズをはじめ他の性感染症から確実に身を守るための知識を教え、性交渉への誘惑に打ち克つ力を育み、未来のパートナーのために純潔を守る事を通して、人間としての自尊心、幸せな家庭づくりの土台を育む内容を持ち合わせています。
 その自己抑制教育プログラムが、子供たちの性交渉を遅らせる効果を明確に持つことが、昨年2月、米ペンシルベニア大学のジョン・ジェモット教授らにより医学誌上で発表されました。
 この調査は、フィラデルフィアの公立中学校に通う6〜7年生の黒人生徒662人(大半が12歳)を対象に、生徒を無作為に選んで、それぞれ異なる教育プログラムを行うグループに分けて実施されました。その結果、自己抑制教育プログラムだけを受けた生徒のうち、2年以内に性交渉を持ったのは33%で、避妊法などを教えるプログラムを受けた生徒の52%に比べ、19ポイントも低かったのです。
 また、両方の内容を組み合わせたプログラムを受けた生徒の性交渉率は41%で、自己抑制だけを教えるプログラムの効果が高いことが実証され、今回、明確に自己抑制教育の効果が示されたわけです。
 いま、私たちがなすべきことは、若者たちに自由な性行動を奨励することではありません。しっかりとした性モラルを身に付けさせるとともに、生命の尊厳を教える自己抑制教育の更なる推進が望まれます。

表

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